home 感想TOP
三十五之巻〜
仮面ライダー響鬼 感想日記
仮面ライダー響鬼 一之巻 「響く鬼」 始まりました平成ライダー第6弾。 今回のモチーフは鬼。平成シリーズでも主人公にだけはかろうじて受け継がれていた「目玉二つ」というデザインラインもとうとうなくなっている。今のところバイクもなく、また変身ベルトや必殺キックなどのテイストも使わないらしいので、もはや名前以外に彼を仮面ライダーと認識する術はないが、でもそういう潔さは割と嫌いじゃなかったりする。 黒を基調にすっきりまとまった響鬼のデザインは完成された強さを感じさせるのでなかなか格好良い。出来ればあまりごつごつと余計な装飾をつけるようなパワーアップはして欲しくないが果たして。 内容的には第一話ということで顔見せの感じ。いきなりミュージカル仕立てなのは「音」がテーマのひとつだからってことなんだと思うが……なんだかなぁ。 まず主人公明日夢。担任の口ぶりから中学では吹奏楽(パーカッションらしい)に力を入れてたようだが、進路は吹奏楽の名門でなく偏差値の高い進学校を選んだそうだ。別に腕に破滅の音が走ったとかそういうことではなく、おそらくは吹奏楽を続けることの意義をなんとなく見いだせなくなっている状態なのだと思われる。彼がヒビキという存在から何を感じ、その心理にどんな変化をもたらすのか、単純な反抗期とか素行不良とかでないだけにそれを表現するのはややこしそうだ。ただ、偏差値の高さで学校を選ばないことが「夢を持つこと」である、という安易な結論は出して欲しくない。ところで「全部で10個」っておにぎりのことらしいがそんな食いしん坊キャラに見えないんだけど。 一方、その何かを見せなければならないヒビキ。 船から落下した子どもを後から飛び降りたのに空中でキャッチするという、人助けのためならガリレオさえねじ伏せる男。ヒビキの方が体重が重いからですか。(「ロビンマスクの鎧」理論) ノリの軽さでいうと五代雄介を髣髴とさせるが、年齢高めなので裏打ちされた落ち着きがあって格好良さげに見える。ヘタなくしゃみはご愛嬌か。 既に幾多の戦闘を経験しているという設定なので、響鬼の戦い方にもどっしりした余裕が感じられて面白い。細かいけど蜘蛛の糸で片腕を拘束されても意に介さないとか。普通なら「うおお外れない!」とか言ってゴロゴロ転がる場面なんだろうが、片腕が使えなくてもどうということはない、と言わんばかりで頼もしいではないか。 明日夢との絡みで考えると、ひょっとして響鬼のなかの人が途中で交代、なんて展開もアリか? うーん。今年のもなかなか面白そう。 光の当て方で色合いが変わるスーツってのは面白いんだけど、気合入れて光を当てすぎて台無しにしてないか? |
仮面ライダー響鬼 ニ之巻 「吠える蜘蛛」 一応「音撃」が攻撃手段だと聞いてたけど、「音でしか倒せない敵」って訳でもないのか。焼き殺せるみたいだし。でも具体的に焼却する威力を持った火炎の攻撃ってヒーローとしては珍しいな。絵的には相当カッコイイけど。裂けた背中がズリュッと治ったりするのもヒーロー側の能力としては珍しいのではないか。あ、そういやギルスがいたな。ってことは腕の一本ぐらいは千切れても生えてくるのかな。 さて思わせぶりに登場した童子と姫の二人組みは今回で退場。てっきり魔化魍を牛耳る存在として暗躍すんのかと思ったが使い捨てキャラらしい。あくまでも「ツチグモ」の童子と姫、なんだな。 小屋背負ったまま追ってくるとかビジュアルで色々見せてくれたツチグモだけれども、実際姿を見せてからはただでかいだけであまり蜘蛛らしいところを見せていないのは残念だ。 で、肝心の響鬼VSツチグモ。「音撃」も初披露されたわけだが……うーん。設定が斬新過ぎてまだピンときてないせいもあるんだろうが、巨大な敵を相手にするとどうも地味な印象だ。敵に限りなく接近し、しかも複数回叩き込まなくてはいけないという点がアクションとして面白いのだと思うんだが、今回はとりあえず「振り落とされないよう注意する」程度の動きしか見せないのでそこがやや物足りなく。 あ、顔が出てる。 ……え? あれって装甲服? それとも顔だけ変身解除なんて器用な真似が出来るのか!? あの運転下手振りからするとペーパーどころか無免なのでは。 |
仮面ライダー響鬼 三之巻 「落ちる声」 さて東京に戻った明日夢は再び受験戦争の渦中へ。しかしヒビキのことが色々気になって勉強があまり手につかないご様子。フォローいれてないってことはヒビキも自分が何者かとかそんなこと何も説明せずにそそくさ帰ってきてるんだろうな。そりゃ気になるだろうさ。 まぁ試験目前にして慌てて詰め込んでるぐらいなら屋久杉でも眺めてリラックスしている方がいいと思うけどな。合格するだけの学力が下地にあるならって前提だけどさ。 すべり止めを受けないのは経済的な理由なんだろうか。 一方のヒビキは香須実同伴で奥多摩に魔化魍退治。公式HPで見ると、ヒビキと香須実は機動部隊で日菜佳がバックアップってことらしいので、屋久島におけるヒビキ単体での土蜘蛛退治は本当に偶然だったようだ。で、俺はこの妹の緩さが結構好き。 魔化魍の脅威が如何なるものなのかまだ画面からはよく伝わってこないが、少なくともヒビキや香須実における魔化魍退治のスタンスは、命懸けの戦闘というより作業に近い感覚に見える。ヤマビコが出没すると分かっている山中に香須実ひとり置き去りにして大丈夫なのか? ここら辺を緊迫感に欠けると見るか歴戦の余裕と見るかは微妙なところだが。 でもあんだけのディスクアニマルが揃うとさすがに壮観だな。むしろアレぐらい豪快に使うのが本来のやり方なんだろうな。探索対象によって使い分けたりする描写があるともっと面白げな感じだが。 どうでもいいが冒頭の妙な演出が意図するところはなんなんだろう。ヒビキと香須実のやり取りは割とスタイリッシュにまとまってると思うのだがこっちは凄くいびつな感じ。 ……カエルの形した雲はやりすぎだろう。 |
仮面ライダー響鬼 四之巻 「駆ける勢地郎」 どうやらヒビキの服は変身の度に燃えてしまうらしいな。純粋に「肉体の変異」として変身を扱うスタンスは、マンガなんかではたまにあるけどテレビ特撮としては珍しい。キャンプから変身していかないところからすると、変身時間にもある程度制約があると見るべきだろう。「顔だけ変身解除」はエネルギー消費を抑える手段なのかも。やっぱちょっと違和感あるけど。 戦隊ものでも変身の過程でマスクだけ最後に装着ってのがあるけど、どうも顔だけ露出している状態ってイマイチ好かないんだよな。むかしウインスペクターで竜馬隊長がマスクを外すシーンは割と格好良かったと思うのだが。 ヒビキや香須実が「童子と姫」を「魔化魍」と区別して呼称しているところを見ると、彼らは厳密には魔化魍ではないようだ。この3匹チーム体制とか、魔化魍を放置すると巨大になったりするのは共通の特徴なんだろか。 また今回の巨大ヤマビコも巨大さ以外にこれといった特徴を見せず、割とあっさり音撃に屈してしまったのが惜しい。この分だと響鬼が音撃を駆使するのは巨大魔化魍に対してのみってことになってしまいそうだが、そうすると音撃の本当にカッコイイ立ち回りが見られなさそうな気が。またがって下を叩くよりも対峙して正面から叩く方がビジュアル的には映えるのに。 一応対策ノートらしきものもチラッと登場したけど、これも特に伏線にはならないみたい。ヤマビコを返しちゃいけない、とか話していたのにそういう描写も一切無いのが残念だ。難航したのは索敵だけなんだもの。 一方の明日夢は香須実と日菜佳の親父を偶然発見し、その素性も知らないのだが「ヒビキ」という単語につられて尾行を開始。そうそう。試験が差し迫ってくると、なにかそれ以外にやらなきゃいけないことが欲しくなるんだよな。 でも程ほどにしとかないとさすがに落ちますよ。 |
仮面ライダー響鬼 五之巻 「溶ける海」 芋長の芋ヨーカンってやっぱボーゾック御用達のアレですか。 それにしてもおやっさんとこたつを挟んでヌルい会話を交わす仮面ライダーってのがなんと心地よいのだろうか。うーん。好きだなぁこんな雰囲気は。 彼らの所属する猛士という組織は、思ったより体系化された全国的な団体のようだ。これならバッタの大群に壊滅させられたりするようなこともなさそう。 一応魔化魍の特性にあわせて戦う鬼を選択しているってことだが、実際は人員が足りなくてそう上手くいかないのが現状だそうで。それ故に本来響鬼は化け蟹と相性が悪いらしいがやむなく駆り出される羽目に。 しかし響鬼にとっては初の対戦だとしても、組織としては何度かの戦闘記録があるような口ぶりなのに「化け蟹の溶解液」について情報が伝わっていないのは何故なんだろうか。一般的な能力ではないってこと? ヤマビコの時もそうだが、なんとなく魔化魍の巨大感の演出はイマイチ。特に響鬼との合成にちょっと違和感が漂うのだが。姫に向かって加速するところとか、リアルに溶けていく腕とかの描写は良く出来てるのに。 また、水場ってことで新しいディスクアニマル「カニ」が登場した訳だが、今回はこれといった活躍も見せず残念。でも場所柄での使い分けはこういう風にあってもいいよな。 弟子がいない、とか人手不足、とかこれはもうどう見ても明日夢捕獲に向けた伏線だろう。これはアレか。響鬼と冠していながら途中で主役がなんか違うライダーに変わってしまうようなザブングル状態への伏線か。ワクワク。 |
仮面ライダー響鬼 六之巻 「叩く魂」 イブキが現場に出向いていながら、怪我をしているヒビキを前にこの際だから化け蟹退治に協力しようって話にならないのは何故だろう。魔化魍には単体で当たらねばならない、とかいう掟でもあるんだろうか。あるいはそれだけローテーションがキツくてよけいな戦闘をして怪我したりできないとか? ここら辺の猛士の常識がいまだ良く分からん。 さて以前は切り傷を気合一発で治していた響鬼だが、蟹の溶解液によるダメージはかなり深刻で、そう簡単に治せないらしい。音撃棒が持てず片手での音撃を余儀なくされるが、話だけでなく実際に相性最悪だった化け蟹の粉砕には成功する。いわゆる「苦戦」の描写は今回が初だが、応用でどうにかなると確信しているところとか、また詰めの段階では降り注ぐ溶解液を我慢してブッ叩き続ける力技を披露して見せたりとか、最後にクルっと音撃棒を回すアクションとか、もうとにかく響鬼さんカッコEと叫ばんではおられないではないか。 だからどうでもいいことではあるが、魔化魍に鬼火は効かんのだろうか。とどめにはならなくても牽制ぐらいはできそうだが? それにしても明日夢役の彼はどうにもならない顔だとかの微妙な演技がやたら上手いなーと感心する。 |
仮面ライダー響鬼 七之巻 「息吹く鬼」 思った以上にすんなり合格しちゃったな。でもおめでとう。 まぁ何はともあれ、山ごもりして修行中のヒビキの元へ合格を知らせに行こうとする明日夢。なんつーか、電車で3時間って普通は「諦める」距離だよなーと思うけど。一口に山と言っても相当広いはずだし。こうなるともうヒビキへの憧れってより恋する乙女だなまるで。相手の迷惑を考えられない辺りとか。 そんなことより今回の見所はやっぱ威吹鬼の初登場。口から火を噴き太鼓による音撃をかます響鬼に対し、銃器をぶっ放しトランペットで音撃を行うということで、一気に眉唾臭くなった感じがするけどもうそれはそれで面白いからいいや。やはり響鬼同様トランペット吹くときだけ口がガバーッと開くんだろうね。でも世界観的にコレでオッケーってことは、きっと話だけ出てきた弦の鬼はエレキギターをかき鳴らしたりするんだろうな。逆にバイオリンとかを激しくかき鳴らしたらさらに面白いが。 で、今回は「鬼の弟子」も初登場。しかも15歳の女の子さんらしいですよ。ここへきて東映も実写に萌えを取り込み始めたという見方で間違ってないですかどうですか。というか両足に絡む触手とかに何の他意もないはずがない。だって彼女が晴れて鬼になった暁には変身の度に服がこうああなったりしたらそれはもうアレがすごくあのホラ(馬鹿) |
仮面ライダー響鬼 八之巻 「叫ぶ風」 どちらかというとあきらの活躍の影に威吹鬼が霞んでしまった気もするが俺的にはそれで良し。しかしいいなぁ。俺も冷たい目で見られたり「迷惑です」とか言われたりしたいなぁ。 猛士そのものはどうも隠密性の高い組織らしいから、大々的にスカウトなんかしないだろうってことを踏まえると、多分あきらも明日夢同様なんらかのハプニングでイブキと知り合い、そのまま弟子になったと考えるのが妥当ではなかろうか。となると、おそらく魔化魍退治という使命があるからってのは建前で、あきらにおける本当の怒りの原因は、イブキとの時間を邪魔されたことにあるのではないかと思うわけだ。この感情が明日夢との出会いによって揺らいでいく方向で描くとするなら、多分ひとみとの接触は(お話的に)避けられない事態だと勘繰れる訳でそんな三角関係とか絡んできた日にはああもうどうしようそんなん大好きなのに俺。(ならいいじゃん) さて今回はイブキの音撃も初披露。ファイヤーバルキリーのスピーカーポッド攻撃に近いかな。結局口とか開かなかったのがちと残念。せっかく軽快な動きを先週見せてたんだから、出来れば音撃もどっしり構えてないで攻撃をすいすい避けながらってな感じだとさらに面白かったが。 とりあえず「仮面ライダー響鬼」もここで8話消化した訳だが、そこで思うのは例えばヒビキが猛士について明日夢に説明してみせるシーンのように、「必要な設定を必要なだけ必要な部分で挿入する」っていう本来当たり前のことがちゃんと行われていて、それが何故か新鮮。前年ブレイドでなんか、ラウザーにスラッシュするとカードの能力が使えるってことすら登場人物の口からはついに語られなかったってのにねぇ。作風ってこともあるから、これはもちろん人によって良し悪しなのだと思うけど、俺は少なくとも必要な設定は作中で語って欲しいと思っている方なのでとても安心して見ていられる。 ああ。いろんな意味で毎年トクサツが楽しめて良いなぁ。 |
仮面ライダー響鬼 九之巻 「蠢く邪心」 平成ライダーは特撮部分が蛇足に成り下がっている、と散々言ってきた訳だが、ひょっとして響鬼はそういう反省も踏まえていっそ完全に乖離させようと目論んだその結果なのだろうか。明日夢の身辺と、登場する魔化魍との間にもう清々しいほど何の関連もないのが逆に心地よい。 つーわけで今週の魔化魍はオオアリさんです。 酸を吐いたり多足地上型だったりでいつぞやのバケガニとカブる部分もあるが、どうも今回のメインはイブキの追う謎の魔化魍のほうらしいのでオオアリは童子たちもろとも一週で駆逐されてしまいました。足が簡単にポキポキ折れちゃうのは響鬼の強さかオオアリの弱さかイマイチよくわからんが。 バチから炎を飛ばす新技はフツーに格好良いぞ。 あいかわらず日菜佳を筆頭とするたちばな勢のユルさは好きなんだけど、そういう雰囲気の裏で毎回少しずつ既存の魔化魍データとのズレが大きくなっていくのが静かに描写されていて、そのうちなんかとんでもないことが起きるんだろうなーって不気味さが引き立ってる感じ。そこら辺すごく巧いのになんで羊とか蛙とかヘンな演出に走っちゃうかな。 一方の明日夢は寝坊して映画の約束をそっぽかし、現地に赴くのも気が引けたのかあてどなく町をフラついてたら万引き犯とぶつかって鼻血を出した挙句逆恨みを買って大ピンチ。マンガかお前は。 カニディスクが欲しい……。 |
仮面ライダー響鬼 十之巻 「並び立つ鬼」 前回の流れで万引き少年に恨みを買い、あやうくボコボコにされかかる明日夢。通りかかった勢地郎に助けられたものの、ソレも含めて様々な局面に対しどうしていいかも分からなかった自分の情けなさに傷心する。いやしかし相変わらず絶妙に居たたまれない顔するわ。 こうやって明日夢の強さや弱さを緻密に描写することで、彼の猛士入り包囲網を徐々に狭めていってるようにみえるが、後は何キッカケで加入するのか見ものだな。 で、それはともかく今回はなんと言ってもダブルライダーッスよ。 二人目のライダー威吹鬼の投入も割と早かったけど、別に交代ではなくいがみ合ってたりするわけでもないので、特に悶着もなくすんなりと競演が実現。しかしホントに存在感あるなこの二人。まさに並び立つってカンジで。でも共闘するにあたって、自然と従に回るイブキの態度から、普段どんなに緩かろうが一目置かれているヒビキの姿が垣間見えていいね。やっぱり主役は頼もしくないとな。 対するオトロシことガメラは過去の魔化魍同様デカい以外にあまり特徴が無く、ダブルライダーの連携に比較的あっけなく散ってしまってやや残念。威吹鬼が単体で一度オトロシと当たっても良かったかな。そうすれば響鬼の参戦がどう有効かとか二人の音撃の威力差なんかも描写できたのではないか。 オトロシにせっかくだからもう少し重量感があれば。まぁこないだCMで見た某映画の28号よりゃよっぽどいいけどな。 もはやヒビキの機械下手振りは障害の域だと思うが…。 |
仮面ライダー響鬼 十一之巻 「呑み込む壁」 相変わらず浮かない様子の明日夢。そして相変わらずのトラブル体質。おおごとではないけど限りなく気まずい状況に陥りやすいというかなんというか。特に今回たちばなに行くまでの流れは秀逸で、案の定そこへモッチーが来てしまうのも実に明日夢的。 そんな明日夢が壁に呑み込まれてる一方で、響鬼は目に見えて大苦戦中。 ここへきて魔化魍側にちょっとした動きがあって、どうやら童子たちを牛耳っている高位の存在らしきキャラが登場。こいつが童子らにドーピングを施して、響鬼の火炎攻撃が効かないようにしたわけだ。さすがに相応の素早さを持っている等身大の童子相手には音撃を使う隙が無いみたいで、炎を封じられると決め手の無い響鬼。終いには谷底に突き落とされて次週へ引き。これで死ぬってことは無かろうが、実際童子にここまでてこずるのも初なだけに、どう打開するのかは純粋に興味。 ところで、ヒビキさんバイクのカタログなど見ておられたようだが。……弁償? それともとうとう仮面ライダーを名乗るための唯一残されたファクターを得ようというのだろうか。もともと前代未聞続きの響鬼ではあるがよもやこれからバイクの乗り方練習しようとは。あのアマゾンですら乗れてたものを。 で、次回は早くもあきらとひとみが鉢合わせッスよ。ウヒョー。 |
仮面ライダー響鬼 十二之巻 「開く秘密」 前回たちばなのカラクリに勝手に引っかかって、みどりの研究室に落っこちた明日夢。そこでヒビキの昔のエピソードを聞いて、万引きの件以来わだかまっていた感情をようやく解放する。長かったなぁ。 でもウダウダ悩む主人公ってのが昨今少なくない中で、明日夢はそれなりに前向きな悩み方をしているのでその辺は割と好感。ナチュラルにモッチーのことを忘れてるだろう気の回らなさも明日夢的で好きだぞ。 みどりが音撃棒を一本やっと持っているとかの「武器が重い」描写は面白い。それを軽々と振り回すヒビキの腕力が強調されて、その鍛え方が垣間見えるではないか。確かにあの重さなら蟻の足ぐらいは折れそうだ。 さて一方その響鬼はガケから突き落とされたものの案外平気。童子たちが「倒した」と錯覚するぐらい豪快に落ちてるのに痛てて〜で済ましていいのか。 いっぱい集まってるディスクアニマルがなんか可愛い。 「大丈夫! 負けないぜぇ!」 がんばれ日高仁志。 つーか別に鬼の人たちって「本名は捨てた!」とかじゃないのね。 キャンプへ帰還したヒビキは早速武装童子の弱点を分析。そして武装化にタイムリミットがあることを発見し、戦闘が長引けば勝機ありと確信。 「ロクに鍛えてないで、急に強くなろうとしても所詮無理があるってことだ」 含蓄のあるお言葉で。ロクに鍛えてない小津のバカ兄弟に聞かせてやりたいな。 なに? あきらも城南なのか? ますますラブでコメな匂いが! |
仮面ライダー響鬼 十三之巻 「乱れる運命」 毎度イレギュラーが激しくなる魔化魍情勢だが、猛士側もそれに対応すべくヒビキを特別遊撃班に任命し、助っ人役をさせることになったそうだ。 これによって毎回色んな鬼連中と絡む響鬼を拝めるという訳だな。面白いじゃないですか。 そんな中イブキが今回遭遇したのは、姫はおろか自分らが育ててた魔化魍までつるりと飲み込む共食い乱れ童子。これも謎のスナフキン男に物凄く咽喉に悪そうな丸薬を飲み込まされた結果、暴走してしまった姿らしい。 毎回童子&姫とのバトルは比較的あっさり終わってしまって物足りないなーと思ってたけど、先週も今週も取り憑かれたようなアクションの嵐で目が離せん。特に威吹鬼VS乱れ童子のはっちゃけ方は尋常じゃねぇ。鬼石が定着せずまともに音撃を繰り出せないため、殴り合いに突入する2体の壮絶な暴れ方ときたら。何があったんだ東映。いいぞもっとやれ。 ついでに今週は響鬼不足をスポット的に弾鬼(初登場)がカバー。音撃を使う間もなく魔化魍は乱れ童子に食われちゃったけど、見るからにガチンコな戦いっぷりからすると響鬼タイプの近接戦闘専門なんだろうな。相手ヤマビコだし。 そういった異常事態を受けて、我らが遊撃班ヒビキ出動。香須実が風邪引いたので日菜佳がサポートにくる、というなんとなく不安な材料も状況の特異性を加速させて程よい緊迫感だ。 急展開の裏でひっそり盲腸で入院してるやつ一名。もう早く弟子になっちまえお前は。 |
仮面ライダー響鬼 十四之巻 「喰らう童子」 前回から引き続き、乱れ童子と交戦中の威吹鬼。しかし遠距離攻撃専門だからやはりパワーに乏しいようで、あえなく返り討ちにあい乱れ童子を取り逃がしてしまう。。 ちょっといいシーンだなーと思うのは、逃げた童子をなおも追おうとするイブキの姿。鬼の人たちって、負けた時は負けたって素直に認めるんだけど、絶対に「勝てない」とは言わないんだよな。駆け寄って助け起こすあきらも、結構ヒドそうなイブキの負傷に対して「そんな体じゃ無理です!」とか安直なことを言わないんだ。このストイックさの裏には、想像以上に鬼の戦いが過酷であったことが垣間見えてイブキの芯の強さを感じさせる。どうも響鬼に応援を頼んでばっかりになっちゃってるが、こういう描写があってこそ鍛えに裏打ちされた実力が威吹鬼にもちゃんとあるのだろうという印象を損なわない訳で。 さて、現場に駆けつけた響鬼もついに乱れ童子と激突。うむう。先週のドタバタバトルも良いけどスピーディな武器アクションも良いなぁ。特に烈火をクルッと回す無駄な動作がやたらと好き。 敵がちゃんと「切れ味のある刃物」を使うのも戦闘の緊張感が増して良いよな。剣で斬られてるのにパシャっと火花が散るだけってなチープさも嫌いじゃないんだが、そういうのはマジレンに任す方向で。 そして再び並び立つダブルライダーVS乱れ童子の決戦。初めて童子という等身大の相手に音撃打を使用するにあたって、ネックはやはりどうやって火炎鼓を定着させるか。まぁ作戦つっても響鬼が押さえて威吹鬼がねじ込むという程度のものだが、そもそも鬼が共闘すること自体稀なことだと言うだけあって、あまり華麗に連携出来てないのがミソ。ホント取っ組み合いと表現するしかないのだが、それがまた実に「闘っている」感じを出してて格好良いのだ。いやしかし最初から言ってたとおり音撃は等身大の相手に振るう方が映えるって。爆裂強打で吹っ飛んでいく童子とか、凄く必殺技っぽいじゃないか。魔化魍相手だと戦闘というより「処理」だしな。 でも今回から音撃鼓が爆裂Verにパワーアップしてて、威力が増したのはいいけど音撃打最大の魅力であるはずの「連打」をしなくていいってのがちょっと残念。叩いても叩いても死なねえ!みたいな泥沼の戦いになる方が燃えるのに。 一方で前回に引き続き入院中の明日夢。同じく化け蟹戦で負傷し入院中だった斬鬼と束の間の邂逅を果たした訳だが……後々何かの伏線として活きてくるのか? まぁ明日夢パートの出来事にそういうのを期待するのが間違ってんのかもしれないが。 ディスクアニマルにつつかれただけで死んでしまう HP1状態のオトロシ童子が切ない。放置しないでちゃんとトドメ刺してやってくれヒビキさん。 |
仮面ライダー響鬼 十五之巻 「鈍る雷」 たいした悶着もなく入院生活を終える明日夢。まぁ盲腸だしな。ここでの一週間は彼の学生生活になにか波乱を起こすんだろうか。起こさないような気はするが。 そうやってまたモッチーとイチャイチャする口実を得てるようなヤツは置いといて、今週の目玉はやはり無事退院を果たした斬鬼さんの復帰戦。相手は因縁のバケガニということで気合も入ろうものだが、どうやら彼は右ひざに故障を抱えてしまったらしく、苦戦を強いられることになる。 どうにかバケガニ戦を制したものの、体力の限界を感じた斬鬼は引退を決意。 そう、鬼の師弟関係についてはイブキ&あきらの例が既出な訳だが、ここでは斬鬼組における師匠から弟子への本格的な「引継ぎ」が語られようとしているのだ。 新たな仮面ライダー、っつうか「鬼」を受け継ごうというのはこの人! ![]() 師匠たる斬鬼引退の報に過剰なほど狼狽した挙句生け垣に突っ込むこの萌えキャラこそが次なる鬼だ! ・・・大丈夫か!? 冗談はさておき、斬鬼は本当に引退しちゃうんだろうなぁ。出来れば響鬼と並び立つところなんかも見てみたかったけど。こんな渋すぎる人がもう退場なんて勿体無いよう。 雷属性の変身は今回が初披露。服がダメになる描写も具体的に盛り込まれて、より肉体の変異であることが強調された形に。 音撃は予想通りギターだったけど使い方は予想外だった。まさか突き刺して使うとはなぁ。音撃打どころじゃない超接近戦じゃん。これバケガニ戦に向いてるかぁ? ついでに言うと剣としてもすこぶる使いづらそうなんですが・・・。 そんなこんなで次回はついに戸田山が轟鬼襲名ってことらしい。関係ないけど長い歴史の中にはブリ鬼やタヌ鬼や洗濯鬼みたいなのもいたんだろうなぁ。 大筋の裏でヒビキ達はせっせと自主トレ。相変わらず二輪が気になる様子のヒビキだが、確かに響鬼にもバイクは似合うと思うので早いトコ改造バイクを駆る雄姿を見たいものだ。その前に限定解除かな。 もっともそれよりあきらちゃん変身体の行方の方が遥かに気になるけどな! |
仮面ライダー響鬼 十六之巻 「轟く鬼」 前回斬鬼から引退を告げられた戸田山。烈雷を受け継ぎ魔化魍戦に挑んだものの、本領を発揮するには至らずヤマアラシを取り逃がしてしまう。 どうにか戸田山に自分の跡を継ぎ一人立ちして欲しい斬鬼。失敗して落ち込む戸田山に何か声を掛けようとするんだが、この人がまた物凄く優しくて、その上不器用なのだな。 「俺とのこの二年間のこと、すべて忘れろ」 いけません斬鬼さん今の戸田山にそれは逆効果……! 「今思えば、俺はお前とやってて楽しかったのかもな 「俺も斬鬼さんとやってて、楽しかったですよ」 つうかもはや傍目には別れ話を切り出しているようにしか見えないんデスが。 実質的に斬鬼が鬼として登場したのはここ2話だけに過ぎないのだが、戸田山を始めヒビキを筆頭とするたちばなの面々の態度から、斬鬼という男の存在が大きさが垣間見えて、故にえもいわれぬ喪失感が画面のこっち側にも伝わってくる。ああ、凄く物悲しい。 特に明日夢から弟子入りをやんわりと断られ、続けざまに斬鬼引退を知ったヒビキのどうにもやるせない感じは堪らないな。明るく電話を切ったのにその場にいられなくて立ち去る後姿とかもう泣きそうだ。 さて斬鬼から「自分流に」とアドバイスを受け再びヤマアラシに挑む戸田山。やっぱりこのヤマアラシの相手が何故音撃打ではダメなのかよく分からないが。 斬鬼は敢えて手を出さず明子姉ちゃんとして遠くから戸田山の戦いを見守る。そして炸裂する戸田山の音撃斬。ああー。やっぱりギターならこれぐらいかき鳴らさないとなー。これは正直燃えるわ。 そんなこんなで無事デビュー戦を飾った戸田山。しかし萌えキャラらしいオチも忘れない。 ![]() なんとこの男、鬼の必須技能「顔だけ変身解除」が出来ないらしいのだ! いやん。 まぁ先々あきらの前とかで普通にマッパと化してキャーみたいなシーンも期待しつつ。 ところで猛士の忘年会に興味津々なんですが。 |
仮面ライダー響鬼 十七之巻 「狙われる街」 森の中では響鬼が新装備のテスト中。音撃棒の先から光の刀身が出現し剣と化す……ってもうバチじゃねえなこれ。 前にイブキの誘いをそっけなく断っていた香須実だが、絶対付き合わんと言う訳でもないらしく今回は二人で街にお出掛け。しかし哀しいぐらい噛みあってない二人。 それはともかく、イブキはここで街中を徘徊する童子と姫を発見する。まぁ見るからに童子と姫なんだけど、違和感無く町を歩けてる以上奇抜なファッションの人かもしれない訳で、これを区別する術が鬼には備わっているんだろうか? 勘? さて童子と姫を追いかけたイブキは町外れの工場内で交戦。さすがに非番なので音撃管を持っていない威吹鬼だが、意外にも(←失礼)素の状態でかなり戦えるらしい。響鬼と同じく隠し爪もあるみたいだし、カマイタチを発生させて敵を切り裂くワザも初披露。 そして無事童子と姫を仕留めた威吹鬼の前に、地底から魔化魍出現。今回珍しく人が入っているとおぼしき魔化魍が。公式ではあくまで謎の物体と紹介されてるので、魔化魍の一部とかそんなようなものか。着ぐるみ然としたものがあまり登場してなかっただけに、なんか違和感。 そういや轟鬼の独立後のサポートはどうなんのかな? やっぱ日菜佳が? 明日夢……つうか学園ラブコメパートは思ったよりも波乱のない展開。やっぱひとみとあきらは一回会っちゃってるからな。誰だか分からなければモッチーももっとやきもきすることになるんだろうが。明日夢とのことも比較的早く誤解を解いちゃったので物足りず。もう少し三者三様にソワソワするような展開ならいいのになぁ。 |
仮面ライダー響鬼 十八之巻 「挫けぬ疾風」 今回の魔化魍の正体はオオナマズで、謎の物体は胃袋なんだそうです。妖怪って凄いね。 そんなわけで切っても突いても胃液がドバドバ噴いてきて悪戦苦闘の威吹鬼。さすがに音撃無しではダメージを与えて撃退するのがやっとで、自身も胃液を喰らって負傷。案外ケロッしてるのはやはり鍛えの賜物と見てよいのか。 ナマズなだけに水場に潜むと言うことで、本体の居場所を近場の三箇所に絞って捜索開始。よりによって三箇所目でアタリを引くところがさすがイブキというべきだろうか。音撃管持って振り回されるあきらが気の毒だ。しかし魔化魍を牽制する必要があるのは分かるんだが、ここらへん猛士的にはもうちょっとスマートにいかないんだろうか。地方にも猛士の協力者がいる割に、首都圏にはいざと言う時車を出してくれる人とかいないのか。 さてそんな慌しい状況の中、あきらはいまだ謎の男としか紹介されない謎の男と遭遇。うかつに感覚が鋭いせいか邪気に当てられて昏倒してしまう。でも別にあきら目当てで攫いにきたとかではないらしく、本当に通りがかってすれ違っただけらしい。なんじゃそりゃ。 ま、それだけなので起きたあきらはフツーに現場へ合流。ちょうど到着した響鬼も加勢に入っていざオオナマズと決戦。 「ここは任せてください」なんて威吹鬼がオオナマズとの一騎打ちを望む訳だが、逆に本来オオナマズと対するはずの音撃打担当響鬼の方がここではむしろ役に立たない気はする。相手水中だしなぁ。まともに音撃棒振れないだろう。もともとどうやって闘うのが正解なのかな。 また威吹鬼の音撃についても、「烈風があれば闘い方はある」なんて奇策でも使うような口振りだったけど、鬼石を打ち込んで烈風を吹く……って超正攻法じゃん。なんだよもう。 ともあれ無事に魔化魍を倒し一気にたちばなへ帰還するオールスターズ。そして何気に手伝わされてる明日夢。バイト決定ですな。ブラバンどうすんだ? |
仮面ライダー響鬼 十九之巻 「かき鳴らす戦士」 乱発しているバケガニ退治に奔走し、早速3匹も仕留める快進撃の轟鬼。最後に烈雷をかき鳴らすのは単なる演出かと思いきや、そこに物凄くひっかかってる様子のおやっさん。 「魔化魍を倒したあとでコレはありえないと思いますが」 さらに湯治から帰った斬鬼さんまで加わってこの奇行を冷静に眺める二人。単にテンション上がってノリで弾いてるだけにしか見えねーけど、他になんか意味のある行動なのかコレ? 相変わらず日菜佳との関係について突っ込まれても煮え切らないことしか言わない轟鬼だが、「女性には優しくすべし」という教えに従って彼女の誘いを断れてないだけのような気がする。どうでもいいがディスクがボロボロなのは扱いが荒いからじゃないよね? 秘密にしたいなら鬼にも表向きの仕事を用意しとけばいいのに。環境調査員とか。 一方のヒビキはかなり大げさにバイク練習中。あんだけモトクロスれる人が、とてもマニュアル車をまともに運転できなかったのと同じ人間とは思えないが。バイク練習するのはいいけど、現状の体勢だとバイクで動く機会はあまりなさそうだな。 「ズビズバー」 「そりゃト全」 もはやこないだまで中学生だったヤツのセリフじゃねえ。 ……明らかに親も見てる前提で作られてるよね。燃え尽きる魁とかもそうだけど。 |
仮面ライダー響鬼 二十之巻 「清める音」 バケガニに捕まって大ピンチ!と思いきや、開閉と直角方向にハサミをへし折るという響鬼以上のパワーファイター振りを発揮して脱出する轟鬼。おまけに烈雷を肩に担いで演奏する曲弾きも披露してバケガニ4匹目も無事撃破。ギターやんないからよく分からんけどコレ結構難しいんじゃないの? さてその多大なバケガニの犠牲の上に魔化魍アミキリが誕生。因果関係は不明。餌にするには全部轟鬼が粉微塵にしてるから食いでが無さそうだしなぁ。 一方バケガニを倒したトドロキも、帰らずさらに調査続行。アミキリの出現を予見したのではなくザンキさんの出現を予見したのだと見た。 そのザンキから戦闘後の奇行について問いただされるトドロキ。あれは魔化魍の出現した土地を清めたいという意図があったんだそうで。あんまり清まってない感じはするのだが気分の問題だしな。でもやっぱりこの二人いいコンビだわ。トドロキは言わずもがなだが、ザンキの方も口数少ない中に弟子大好きっぷりが垣間見えて。 で、どうやらディスク損傷の原因も単に扱いの粗さから来るものらしい。最近のライダーに慣れてるせいか些細な一言とか深読みしすぎになってるみたいだ。いかんなー。 肝心のアミキリは空中タイプ。童子と姫にも飛行能力が備わってるのを見るに、ひょっとして乱れ童子の飛行能力も乱れた故ではなくウブメの童子としての能力だったのかもしれん。 轟鬼には相性の悪い相手だってことで、急遽遊撃班響鬼も参戦。いつの間にやら完成していた音撃棒ソードでアミキリの羽根を切断し、轟鬼の音撃斬でトドメ。大仰な登場の割に粘れませんでした、アミキリ。 さすがに連戦が続いたから「顔だけ変身解除」覚えたみたいだな・・・。 あと明日夢のバイトも本格始動。クラブのない日だけのシフトらしい。 つーか水・土・日は部活ないのか? ホントに力いれてないな城南。 |
仮面ライダー響鬼 二十一之巻 「引き合う魔物」 「開けないんじゃなくて分かんないんだよ!」 ……ヒビキさんケータイ持たないのも使いこなせないからなんだろうな。 ダンキさん人間体もチラっと登場。戦闘スタイル同様前しか見えないタイプのようだ。 今回の魔化魍はウブメ&ヤマアラシ。種別が全く違うのだが「兄弟」と表現するあたり、「魔化魍」という括りの仲間意識はあるんだな。逆に言えば魔化魍は総じて自然発生するわけじゃないってことになるんだろうか。「人を襲わずに合流を目指す」という意思行動を魔化魍にも取らせることが出来るみたいだし。猛士で掴んでる情報では「謎の男」をどういう存在だと認知してるんだろうか。 さて浅間山を目指す2体を追い、期せずして並び立つ威吹鬼と轟鬼。みんないい人なので仲良く共闘になるのは安心。でもひとりぐらい「アイツラは俺の獲物だ!」とか言い出す悪ガキが混じっててもいいかな。弾鬼あたりがそれを担当しそうだけど。 「あきらと少年のことを勘違いしちゃったりしてな」 結構核心突いてくるなヒビキ。実際モッチーを意識してないはずはなかろうと思うが、明日夢的にあきらをどう見てるのかは微妙なところ。 でも明日夢を見つけた時のひとみのやたら嬉しそーな顔は印象的だ。そんなにこの少年が良いのかモッチー。 |
仮面ライダー響鬼 二十二之巻 「化ける繭」 「まかもうのいばしょをーキャッチしてーいまーむかったー」 やるかやらないかで言ったら絶対やらないと思ってたアトムネタがこんな形で……! それはそれとして童子と姫、4体の連携に苦戦する威吹鬼と轟鬼。 こう頻繁に本来担当しない魔化魍との戦闘が混んでくると、轟鬼にもなんか飛び道具が必要だな。いちいち烈雷投げてたんじゃいつか絶対失くすか壊すかしそうだし。 そんな混戦の中であきらも負傷。もうすぐ鬼になれるぐらい修行を積んでいるようだが、まだズリュっと傷をふさぐのは出来ないみたいだ。 「邪魔だ消えろ」 おお。あきらをやられて珍しく威吹鬼も怒ってる。なんかカコイイですよ。 さて前回もみあっていた2体の魔化魍は相討ちの末に何故か融合。謎の合体魔化魍に生まれ変わる。ウブメとヤマアラシ両方の能力を兼ね備えてるってことで、その気になれば空も飛べるらしいが、あいにく空を飛ぶ前にやられっちまったので「頑丈で奇抜な顔したヤマアラシ」以上のものは見せてもらえずちょっと残念。 3人がかりというよりは3人の連携攻撃という形で見たかったかなーという気もする。いつぞやの乱れ童子のように、響鬼に音撃を任せて他の二人はサポートに回る、とか。羽根をもがれたあとは魔化魍も全然暴れたりしないし、絵面が豪華な分だけ物足りなかったかも。この際だから合奏しても良かったね。珍しく威吹鬼は旋律っぽいものを吹いていたけど。 一方の明日夢パートはどんな意味があるのかわからないお師匠さん看病編。 何かと理由をつけてはとにかく明日夢を好きになる女、モッチーの明日はどっちだ。 |
仮面ライダー響鬼 二十三之巻 「鍛える夏」 夏を前にして再び鍛えに入るヒビキ。こんなに定期的に訓練をするという描写があるってのもヒーローものとしちゃ珍しい。しかも新技開発じゃなく「変身する力」の維持のために鍛えるんだもんな。 そんなヒビキにくっついて、トドロキも何故か太鼓の稽古。それは本人も「オレ弦なのに・・・」って不満に思っているようだが、どうも夏の魔化魍に弦の攻撃が効かないってことらしい。ここに来てるってことは師匠ザンキさんも了解済みなんだろうし、たちばなの面々の反応を見ても意味のない修行じゃないって気配はするんだが、トドロキくんにはちゃんと言ってあげないと分かんないみたいですよ。 つーか彼に対する周囲の接し方は、鬼というより明日夢に近いような気がする。 一方で魔化魍、ドロタボウ出現。夏しか出ないって辺りが気候条件で発生する魔化魍ならではで面白い。珍しく等身大だけど、大量発生するっていうイレギュラーもあるみたいだし。来週の太鼓祭りが楽しみだ。せっかくだから弾鬼とか来ませんか。 今週の明日夢パートは、せっかくブラバンにはいったもののホイッスル係に回されてご機嫌ナナメ編。「入るの遅かったし・・・」ってのが明日夢的には一番イタかったんじゃなかろうか。たしかに入院したことも遅れた原因だけど、結局その前に入部してパートを確保しなかったことに起因する訳で。 結局明日夢としては太鼓を叩きたいんじゃなくてドラムを叩きたいってことなのかな。なんとなく入部を敬遠してたのもその辺にあるのでは。 ちなみに公式HPでヒビキの専用車不知火の情報がアップされております。 「総排気量2,354cm3 (cc)」 「最高速度200km/h」 ・・・普通! ホントにタダの車なんだな不知火。 |
仮面ライダー響鬼 二十四之巻 「燃える紅」 斬撃が効かないんじゃなくて、分裂・増殖するドロタボウの特性に関係があったのね。斬りつけないで、刺して音撃斬ってのも無効なんじゃろか。 でも緑の音撃棒とか、なんかイイ。つくづくザンキさんの引退は早かったなぁ。 さてそんなこんなで、増えに増えたドロタボウを相手に太鼓祭り開催。新フォーム紅も初披露。 とても素敵に紅いのだが、なんとなく目の部分が黒く残ってしまってるのがちと残念な気もする。鬼のマスク造形はスリットも極力目立たないように配置されて、どこが目なのかも判然としないようなデザインに仕上がっているのが印象的だったんだけど。 太鼓ナシでボンボン敵を吹っ飛ばすのは爽快至極。いわゆる「戦闘員戦」も初めてなのでまるで映画版でも見てるような豪華さでありました。 その裏でなにやら妙に仲良い明日夢とあきら。行けないって連絡がくる以上は来てねって連絡してるんだろうしそりゃモッチーも気が気じゃないだろうが、日菜佳の気遣いがドコへ向けたものなのかはイマイチよく分からん。両方とうまいことやれと言いたいのか。 ところで明日夢の父親もドラムのひとで、しかもヒビキと印象が似ているとかいう話も以前チラッと出てきたこととか考えると、親父って猛士と関係があるひとだったりするのか? 深読みしすぎ? あとひょっとして弾鬼もどっかでひっそり紅くなってますか。 |
仮面ライダー響鬼 二十五之巻 「走る紺碧」 今週は水着祭り開催。 肝心なあきらがたちばなで留守番してるのは一体どういう了見か。フツーここは明日夢の視線をあきらに奪われまいとモッチーはりきっちゃう編と化していなければウソだろう。違うか。違うのか。つーか明らかに香須実ぐらいは店に残っていられそうに見えるが? 一方、夏の魔化魍第2弾カッパを相手に敗退の裁鬼。わざとなんだろうけど不遇だなこの人。再び病院へ逆戻りで、次に会えるのは秋でしょうか。 ピンチヒッターヒビキは遂にバイクで出撃。奈良ナンバーだ。本部に買わせたんだな! あ、止まれたって安心しているような人間にバイクを与えるのもどうかと思うが……。 今回珍しく童子と姫は出番なし。裁鬼が既に倒したみたいで、どっちだか分からんが爆発する姿が一瞬映るのみ。ドロタボウの方で随分しゃべり倒してたからその反動か? 裁鬼の装備をヒビキが勝手に使っちゃってたりするあたり、結構猛士内は融通を利かせられるみたいだ。相変わらず姿を見せないが、万能サポーターイシワリくんの存在もなんか気になる。 なんやかやで無事カッパ殲滅にも成功し、声高くなったヒビキでオチ。 これがそんなに恥かしいこととは思えない俺の感性ってダメなんでしょうか。 とりあえず今週で作中最バカはトドロキで決定っぽいカンジ。 公式HPにまで「さすがの明日夢もそんなトドロキに引いてしまう」 とか書かれちゃな。 |
仮面ライダー響鬼 二十六之巻 「刻まれる日々」 意味深なサブタイだな。これはまもなく刻まれなくなることを意味するのか? そうなのか? だから「祭りで一緒に叩こう」とか言っちゃったのか!? それは永遠に果たされない約束なのよきっと! 行かないでヒビキさん!(思考暴走中) 「謎の男」が白いのはイメチェンかと思いきや、どうも別人らしい。夏限定のかわいい魔化魍を生む専門だとか。そこら辺みどりさんから簡単な説明が。 「昔からおばけとか妖怪とかって夏になるとよく出てくるでしょ」 …・・要するに何でかは分かってないそうです。 でもやっぱり魔化魍って生育条件が揃うと勝手に発生する訳ではないんだな。 今週気になるのは例によってトドロキ。 「トドロキくんはザンキさんが大好きですから」 「日菜佳も公認か」 公認って何。 「あ、ザンキさぁん♪」(byトドロキ) 何か番組全体でそっちの方へ持っていこうとしている気が。 あ、それとご当地ライダーファイルが微妙にイタいので何とかしてください。 |
仮面ライダー響鬼 二十七之巻 「伝える絆」 謎の白黒男たちは、猛士的に通称「傀儡」というらしい。名前が示すとおり、先週からイブキが追いかけてる「身なりの良い童子と姫」に操られているかのような動きを見せたりしております。 また傀儡と表現されるからには「首謀者」の存在を猛士で掴んでいるということだ。そこまでは分かっているがまだ具体的な実体は掴めてない、ぐらいの感じかな。 引退ザンキさんも久々のアクション披露。結局誰も財津原さんと呼んでくれないようだがあんまり気にもしてない様子。こうなると「鬼の名前」自体何の意味があるのかもよく分からんところだけど。 さて、唐突な登場から今ひとつ立ち位置の見えないツトムだが、一応は「鬼を諦めた鬼の弟子」ってことらしい。聞き間違いでなければ「親に反対されたから」とか言ってたけどこれは冗談でもなんでもないっぽいトーンだったので事実なんだろうな。 どういう説明をしたのかは知らんが、まさか「鬼になって化け物退治をする」とか言ったわけじゃなかろうな。そりゃ違う意味で止められるわ。 家がブルジョワで父親の会社を継がなきゃない、とか? でもその割にはライフセーバーになりたいなんて言ってるしなぁ。この辺の事情は後に明かされるのか。そもそも誰の弟子なのさ。なんか意図的に避けてるのかってぐらい誰も言わないけど。 今週の個人的に大好きシーンはあきらの「どこ行ってたんですか?」に尽きましょう。 明日夢があきらに叱られるシチュはこれで二度目だが、1stと2ndの大きな違いは二人の関係性の変化。前回は「居る」ことを怒られてたのに今回は「居ない」ことを怒られてる訳ですよ。そして明確な怒気を示していたあの頃と違って、もはや「仲良くケンカ」状態なのでは。 んんん、このままモッチーもなし崩しにバイト始めたりすればますます素敵なトライアングルに突入するのだが……どうも明日夢的には「あきらちゃんとバイト」なんてドリーム空間よりツトムやみどりの話の方に興味津々らしいからな。勿体無いぞ明日夢。 |
仮面ライダー響鬼 二十八之巻 「絶えぬ悪意」 いきなり夏の魔化魍と交戦中の威吹鬼。ドロタボウなんかと違ってこういうしっかり実体のありそうなヤツは威吹鬼の音撃でもいけそうな感じだが、灼熱真紅も同時に入っちゃったんで効果の程は見えず。見た目からはこの魔化魍がなんなのかよく分からんかったが、公式Pによるとテングだそうです。遠野の長も雑魚扱いですな。コレによると魔化魍って天然でも発生することがあるみたい。 「鬼と同様、山にこもった人間が変化したものではないかと……」 これはあれかね。いずれ我をなくした鬼とか出てくる伏線と見ればいいかね。 「轟鬼! しっかりしろ轟鬼!」 「ダメだ、あれはもう轟鬼じゃねぇ! 魔化魍だ!!」 みたいな感じで。多分ザンキさんがやられたりするとそんな風に。(妄想) 一方魔化魍アジトではなんかの実験に勤しむ男が。あとなんかすごい数の傀儡がいますけど。考えてみりゃ全国で魔化魍が出てるのに傀儡が2体だけってことはないか。納得。 今週の見所はやっぱ久々のドタバタアクション。うーん。結局童子戦が一番映えるな、やっぱり。 特に今回は壁や天井を使った空間アクションも駆使し見ごたえ十分。なんとなくデジャブを感じてたが、タイムリーにも日本版スパイダーマンのDVD告知が。ああそうだこれだよ。このスパイダーマンの壁アクションもよくできてたよなー。 さて先週からの行間に、以前の万引き少年と遭遇し改めて報復を受けたらしい明日夢。こっちの悪意も絶えてない訳ね。そんな彼を気遣って、山への音撃棒探しキャンプに誘うヒビキ。着々と外堀を埋めにかかってる感じですか。 「トリャー!とりゃー!エビフリャー!」 ……何も言うまい。 |
仮面ライダー響鬼 二十九之巻 「輝く少年」 前々から兆候はあったが、明日夢って多分標準よりだいぶ鈍くさいのでは。鍛え甲斐ありそうだなぁ。 ガケから落ちたり雨が降ったりでさらに落ち込む明日夢だが、そんな彼にヒビキから相変わらずの含蓄あるようなないようなお言葉が。 主張として「自分を信じろ」ってのは一之巻から一貫している訳だけども。 さて強化された童子と姫を相手に苦戦中の威吹鬼&轟鬼。つーか主従で言ったら魔化魍が主なのにどう考えても童子と姫戦の方が苦労してるよな。 通常の斬撃や射撃が通じないので、2人がかりで姫を押さえつけ音撃斬で始末。やはり威力的には分散する音撃射より一点集中の音撃斬の方が勝るのだろうか。 そういや引退後ザンキさんがディスクを使役するところを見てないが、鬼を辞めるとそういう能力も衰えていくの? 先週童子と姫に手酷くやられたはずの鋭鬼だが、地元の人に助けられたとかで今週早速戦線復帰。 「鋭気を養ったから!」 いかん。轟鬼と同レベルの鬼がまた一人……! 絶対自分で名付けてるわこの人ときたら。このネタ言うために。きっと今までタフ過ぎてかます機会に恵まれなかったに違いない。 どうでもいいがヒビキさんも毎度毎度「走れ!」じゃなくちゃんと「逃げろ!」って指示してやってください。 ……あと何か感じたんなら感じてない方向に逃がしてやってください。 |
仮面ライダー響鬼 三十之巻 「鍛える予感」 何だか痛々しい転校生来ちゃったなー。 三日と保たないような転校デビューに挑戦するよりスーパー文化系として無難に過ごした方が後のためだと思うが。これから毎週突き指したりお腹いたくなったりするわけにはいかんだろう。 でもせっかくだからもっとモッチーと絡んで明日夢に複雑な思いをさせたり、あきらと絡んで冷たい目で見られたりするところも見たかったかな。今後に期待……できるのか? さて一方今週の魔化魍は単体で人を襲う変異体。お経びっしりの全身タイツにしめ縄のフンドシっつーかなりポップないでたちです。 それにしても最近小さい魔化魍が続くせいか、見慣れた画面のような気がして凄い落ち着く。結局俺は巨大戦あんまり好きじゃないみたい。いや巨大なことを活かしてもっといろんな立ち回りがあるならそれも良いのだが、全体的にデカい魔化魍ってただ処理されてるだけなんだもの。 いつぞやの香須実に続き今回は日菜佳とおやっさんが夏風邪でダウン。急遽ヒビキも店に立ったりする訳だが、ここで久々に魔化魍退治以外は何にも出来ないっぷりをアピール。何の意図があるのか知らんがそんなに不器用でなくてもいいんじゃないのか。 どうでもいいがここんところ顕著な噛ませ犬化の進む威吹鬼が気になります。 あと一応秘密なんだから一般人の前でホイホイ鬼にならないように。 |
仮面ライダー響鬼 三十一之巻 「超える父」 勝手に友達を部屋に入れるなよ母ちゃん。 俺の部屋でそんなことされた日にゃ下手すると社会的な致命傷になりかねないんだぞ。 鬼の戦いを目の当たりにし、俄然ヒビキに興味を持つ京介。明日夢に聞いても何もしゃべらないだろうと、モッチーを標的にするあたりはさすがスーパー文化系の狡猾さと言えようか。ただあんな妖しげな切り出し方をされながら、ペラペラ個人情報を洩らしてしまうモッチーはもう少し人を疑うことを覚えた方がいいかもしれん。 たちばなに乗り込んで、ヒビキに対し「勝負してください!」とか今週もイタいことを言い出す京介だが、ヒビキには相手にされずあっさりかわされる。そらそうだ。 とは言え室内なら確実に京介が勝つだろうし、室外なら確実にヒビキが勝つだろうってことを考えると、この二人の公平な対決手段ってのが今人ひとつ思いつかないな。大食い対決とかどうだ。 それにしても魔化魍カシャのスピード感はよく出来てた。最近の特撮の中では純粋に「危険性」を醸し出すキャラだ。正直あの現場に生身でいるあきらが相当ヤバいと思われる。絶対ぶつかったら死ぬって。 響鬼との戦闘もキレイに合成されてて見応え十分。ただ、カシャ出現と同時にヒビキに連絡が来ちゃうのはどうかと。実際威吹鬼では敵わなかったわけだが、でももう少し踏ん張ってみようよ。 さて今週の明日夢は、京介にそそのかされて父親に会いに行く編。 結局は会わずに帰る明日夢だが、会えたけど会わなかったってのがポイント。明日夢なりに父親とのケジメをつけたのは良かったんじゃないでしょうか。犬小屋のことは出来すぎだけど、絶妙なせつなさがあって良い画だったと思う。うんうん。 京介の暴走がどこまで行くのかは予想がつかなくて、いろんな意味でハラハラするなぁ。 |
仮面ライダー響鬼 三十二之巻 「弾ける歌」 スーパー童子とスーパー姫! 語呂悪! 特にスーパー姫! そんな訳で洋館の男女(なんか他に言い様は無いものか?)によってスーパーな童子と姫が誕生。何がスーパーかと言うと、なんと男女の声が入れ替わってないのだ。これは凄い。あとノリの軽さも多分過去最高。 目的は知れないが、人員整理と称して傀儡を始末するスーパー童子&姫。別に給料払って雇ってる訳でもないんだから慌ててリストラせんでも良さそうなものだが。どうでもいいが傀儡なのに一存で呼び戻せたりしないのか。 考えられるとすれば、例えば魔化魍がこの世に存在できる許容量みたいなものがあって、好き勝手に傀儡が魔化魍を生産してしまうと目的の魔化魍を作れない、とか? さて今週は劇場版に登場した「装甲声刃」が登場。吉野で開発した武器だっていうから、やっぱりテレビと映画は完全にパラレルとして扱うようだな。 このところ精神年齢の低下に歯止めの効かないトドロキは、この装甲声刃を使いこなせないと言われたことに腹を立て、そんなことないやいと勝手に持ち出しちゃったりしたのに案の定使いこなせませんでした。うむう、彼にはやっぱりもうしばらくザンキさんが必要だと思われる。 あと今週も桐谷くんはいつも通りだった。でも明日夢とヒビキが実際のところそんなに親しくないってのは事実なんだよな。お互い気兼ねなく接しているようには到底見えないし。 これが当初の予定通りの進行なんだとすれば、物語としてはかなりのスローペースだと言わざるを得ないところ。各所で物議を醸しているスタッフ交代の原因もその辺にあったのかな。 とりあえずいきなりゴールドプラチナムだったりハイパーショウだったりしなければ、アームドヒビキぐらいは許容範囲だと思えるのだが。 ……鎌を咥えてカマイタチとかやられちゃうとスゲー不安になるんだよう。 大丈夫だよね? 大丈夫だよね?? |
仮面ライダー響鬼 三十三之巻 「装甲う刃」 アームドセイバーを使った影響で変身不能に陥るヒビキとトドロキ。 「小暮さんのせいですよ!」 今週も単純なトドロキ(公式発表)がダメっ子振りを上塗りしております。勝手に持ち出してアームドセイバーを使った挙句敵に奪われるという失態を犯しておきながら、それを全部棚上げし変身できなくなったことを人のせいにするという。 まぁその代償はザンキさんの尻で支払われた訳だが、とりあえずトドロキ的にはこれが一番イタかった様子。 ![]() あとお前ビビりすぎ。 何はともあれ変身不能は一時的なものだから体力を回復すれば元に戻るってことで、早く変身能力を取り戻すために特訓する二人。一抹の矛盾を感じるのは俺だけか。 一方、二人が変身できない間は僕が頑張りますと意気込むイブキ。正直今となってはいや無理だろと突っ込ませるためにわざと言わせてるとしか思えない発言ですけど。 さて特訓の甲斐あって無事変身が可能になり、またアームドセイバーの発動にも成功する響鬼。 ……ん? なんだ、じゃあ結局鍛え方が足りなかったんじゃん。おいおい。 劇場版では勝手に降って沸いた装甲だったけど、TV版ではDAが分解して張り付くという形で表現。これはいつだかみどりさんが言ってた「鎧になるDA」という伏線の流れか。それ聞いたときには勝手にセイントクロス的なものを想像してたんだけどな。 アームドセイバー自体の威力は劇場版を踏襲。CMで見る限りは声を増幅だとか何とか言ってるがそんな素振りもないんですけど……。これからだよね、これから。 ヒビキに興味があって、しかもたちばなにも臆面もなく顔を出す京介が、今更明日夢にちょっかいをかける意味はあるのだろうか。 |
仮面ライダー響鬼 三十四之巻 「恋する鰹」 ![]() どーん。関東11鬼大集結! うはー、なんて豪華で地味な絵なんでしょう。誰が誰だかさっぱり分からねえ。いつか本編でこの11ショットを見る日が来ますかどうですか。 さてOPも新しくなっていよいよ物語も佳境に入ろうというところで今週はトドロキ祭りッス。つーかここ何週かずーっと祭りなような気もするが。 トドロキの壊滅的な不器用さはバイクを停止できないヒビキ以上だな。もうマンガの域。演出も壊れかかってるっつーか何つーか……懐から鰹が出てくるとかはマジレンでやれマジレンで。 いざ戦闘になっても烈雷は落っことす弦は切れるでいいところなし。どうでもいいけどトドロキにとって日菜佳との仲はそんなに大事なモンだったのか? いままであんまりそういう素振りがなかっただけにちょい違和感。 またトドロキに限らず周囲の皆さんも、相変わらず踏ん張りのきかない威吹鬼を先頭に勝手に転んで負傷するあきらとか、しょっぱいシチューを作っちゃうヒビキとか、妙に下手をうちまくり。頼れる大人のヒーロー像はどこに……。 一方今週の明日夢は、モッチーが京介にラブレターを渡すところを目撃してしまってオロオロの巻。まぁなんかの誤解だろうけど、これが収束した後は何か進展があると思ってよさげだろうか。 落ち着きがあって器用でスタイリッシュな男がいいならそもそもトドロキを選ぶべきではないと思います。 |