Task.29「黄金の剣」 ― 2006年09月17日
「誤解です! 遺跡を暴いたのはネガティブで……」
まぁボウケンジャーが先だったら確実に暴いてましたけどね。
そんな訳で今回は、リュウオーン様の素性が明かされるレムリア文明編です。
もともとトレジャーハンターだったリュウオーンは、仲間に裏切られて人間に絶望し、遺伝子操作によって自らジャリュウ族へと進化したらしいです。
……ひょっとしてあの無人島から脱出するのに200年かかっちゃったんだろうか。
何はともあれ「元人間」と分かっても、チーフには「この化け物!」と一蹴されて真っ二つにされるんですが。ここんとこジャリュウ族とは相性の悪かったチーフなので容赦ありません。
いやしかし、こないだの風水話でもそうでしたけど、何をやってもチーフは格段に格好良いですね。
「俺が選んだんだ!
お前を!!」
なんでしょうこの揺ぎ無いカリスマっぷりは。
これまでも何度か「トレジャーハンターなんて!」と批判される回はありましたけど、その都度「俺だけは間違ってない!」と言い切れる唯我独尊加減にはもうメロメロです。
あと忘れちゃいけない孤高のチャレンジャー、ガジャ様もこっそり漁夫の利を得ました。
でもって来週もまた、多分報われないガジャ様が見られますよ。
「バーンバンバン!」「ズンズン!」「ズバズバズバーン!」
……いろいろしゃべる……?
Task.28「伝説の鎧」 ― 2006年09月10日
珍しくビークルが単体で活躍したりすると「販促か…」なんて斜めな見方が先に来る俺は純な心を失っています。
クエスター絡みながら、今回の主役は真墨。
言い訳する機会も与えられず「壊れた」ではなく「壊した」と断定されている辺りが真墨っぽいというかなんと言うか。普段の素行がモノを言ってますね。
でも一応No.2トレジャーハンターだけあって、生身でクエスターと渡り合う大活躍。もはやトレジャーハンターっつうよりどこのゲリラだというような戦いだったのはご愛嬌。
結果としてどっちが出し抜いたとも言いがたいまさしく対等な決着だったのが惜しまれます。
しかしながら、そんな真墨もただの前フリになってしまいがちなほど今週はロボ戦が熱かったですね。あっちに付けたりこっちに付けたり単体で突っ込んだり、これでもかとサブビークルを見せ付けてくれまして。ダメージを受けると、ちゃんと同乗しているメンバーが「ぎゃあ!」って言う辺り、芸が細かかったです。終いにはサイレンビルダーにドーザーアンドマリンっていうなんか意味あんのか?な合体も披露されたり。
でも、戦いの中で敵の弱点を探り、そこに勝機を求めるって展開はもう大好き。「まだか!
まだなのか!」みたいな緊張感って震えませんか。震えなければいいです。
細かいこと言えば、アクセルラーは壊れても連絡手段ぐらい持っとくべきだったね。
クエスターロボ消えた周辺→金属探知でざっくり調査(真墨の機転に期待)→チップ発見→手がかりは方向だけ
……って大雑把過ぎるだろ。
皆が追ってくることを期待するなら最初から自分の居場所を探知できるようにしとけよ!
それにしても毎回毎回「最初は映二抜き」なのは如何に?
Task.27「風水占いの罠」 ― 2006年09月03日

チーフ! チーフ!!
ブハー!!(歓喜)
あーひさしぶりに腹抱えて笑ったなぁ。今週のチーフの突き抜けた痴態は素晴らし過ぎます。基本コケ芸なのもイイ感じです。
CG技術の向上が可能にした容赦のない責め苦の数々は圧巻。下手に脈絡を挟まず、クレーンは折れるもの、みたいな潔さがテンポを良くしてますね。トラックにはねられる〜ガレキの下敷き、あたりの流れは芸術すら感じますよ。
「オアァア〜!」とか「へぁぁあぁ・・・」とか、普段チーフが絶対出さないような悲鳴も必聴です。
あと後半は絶妙にやりすぎなのが堪りません。
開運グッズはオチに使うのかなーと思ってたんだけど、まさか着たまま変身してしまうとは。
ついでに「名乗り時の爆発が引火する」というカーレンジャーもやらなかったようなイジり方をボウケンジャーで拝めるとは思いませんでした。
「ハッピーハッピを着ていたおかげで大事には至らなかった!」
いや思いっきりハッピが燃えたように見えましたが…。
つーか今週はそんなツッコミ不粋ですね。
Task.26「ガラスの靴」 ― 2006年08月27日

男が4人もいて、王子役がさくらって辺りがボウケンジャーの病んでいる部分だと思います。
そもそもゴードムやジャリュウも謎多き存在ながら、今週は「ガラスの靴に潜む王子様」という輪をかけて不可解な敵が出現。間口が広いですボウケンジャー。これは妖怪の類なんでしょうか。ついでにプレシャス紹介には「シンデレラも王子に食われてしまった」と夢も希望も無いことが書いてあるのが印象的です。
断片的ながら、さくら姐さんがボウケンジャー入りするエピソードもちょっとだけ描かれました。ボウケンジャーって募集じゃなく勧誘なんだね。いきなり自衛隊へ引き抜きに行ってる辺り、ボウケンジャーが最初から「ネガティブとの戦闘」を視野に入れてることが垣間見えます。
「西堀家」がなんぼのモノか分かんないけど、今後家柄の絡む縁談が持ち込まれるとかそんな話も期待させるキーワードですな。
ダイボウケンの運用にも相変わらずトリッキーさがあって良いです。「放水してマリンで滑る」という絵面には、物理を超えた説得力があると思います。
「シンデレーラに呪われーる」
まぁ、思いついちゃったんだろうなぁ。
で、誰かに聞かせたかったんだろうなぁ。
Task.25「禁断の果実」 ― 2006年08月20日

一応ここら辺がボウケンシルバー加入編の締め括りってとこでしょうか。
せっかく知恵の実を食べて知識を身につけたのに、人類への警鐘が自分の使命だとこだわるアクタガミの姿を、アシュ退治を使命だとこだわる自分に重ね合わせて……なのかどうか、状況が微妙に違うので良く分からないがとにかくそんな感じ。つまり「アシュは俺の手で!」っていう妄執から解放されたのだと見てOKか?
だからって晴れてボウケンジャーの一員になったかっていうと、まだどうも出向してきた社員みたいな雰囲気を拭えてない気はするのだが。
いつものようになんとなくプレシャスの匂いを嗅ぎつけてくるジャリュウ族の皆さんも健在です。知恵をつけたジャリュウ達が完全にリュウオーン様を馬鹿にしてるのが印象的でした。冷静になると尊敬する部分が無いんだろうなぁ。
ダークシャドウのゴミの中に何故ボーリングセットがあるのかはともかく、ヒマな時にボーリングで遊んでたのかもしれないヤイバ様の姿を想像すると和みます。
Task.24「初音の鼓」 ― 2006年08月13日

ぶはは。
毎度どっかにアホ要素を持ってるのがボウケンジャー味ですけど、今回は久々に突き抜けてますな。
スタート位置は「頼れるリーダー」だったチーフも、回を追うごとに酔狂の血が色濃く前に押し出されてきてる様子。
「俺たちハザードレベルの数字だけで宝を判断してたんじゃないか?」
つうかそれがボウケンジャーの任務だろって話なんですが。冒険は趣味でやれ趣味で。
さて今回は一応菜月メインながら、むしろそれを取り巻く周囲の発言がすげぇ印象的でありました。
「あいつは電車だって乗れないのに!」
「菜月におみやげでも買って帰りましょう」
「知らない人に簡単について行くな! 全員が真墨みたいな訳じゃないぞ」
どれもこれも同じ職場で働く奴に対する台詞じゃねえし。なんという仕方のないイエローだろうか。ていうか菜月が普段どうやって生きてるのか不思議でなりません。
特にチーフの発言が秀逸だと思います。密かに明石の中の真墨感が窺えますね。
ダイボウケン絡みの一連は、まぁオチなので突っ込むのも野暮なんですが、ドコに行くかも分からないバスに乗ろうとする人間なら、味方ごと敵を踏み潰しても不思議じゃありませんね。
と言うかハッキリ言って死にそうな目にあってるのに「まったく菜月ったら」で済ませられるボウケンジャーの面々は偉大です。
発動してない鼓が持っている「3」のハザードも少し気になるのだが……。
あ、騒音か?
Task.23「あぶない相棒」 ― 2006年08月06日
今週はいきなり蒼太監禁からのスタート。拘束の仕方が若干マニアックですが。
「ちょっと連絡取れないぐらいで大袈裟な」っていう映士の意見はもっともながら、まぁこれが蒼太と映士の普段の素行の差なんでしょうね。ちゃんと定時連絡とか欠かさず入れてるんだろうなっていう、地味ながら堅実な蒼太の隊員振りが伺えます。
で、一応蒼太のエピソードと銘打ちながら、実際は映士の話ですね。印象的なのは、「高丘」に対してほとんどしがらみやこだわりを持ってないアシュの連中。彼らにとっては仲間を倒されてることなんか何の恨みにもならないんだな。意外なほどあっさり人間と手を組んだりするし、恐ろしいほど「個」を感じさせる。作中では登場時のような圧倒的な強さを失いつつあるけど、逆に人間への執着のなさは不気味に引き立ってる感じがします。それが今回の映士と対照的でまたいい感じに。
でもせっかくだからもうちょっと意地っ張り映ちゃんでいて欲しいけど。
チーフへの腹パンチは基本ですね。スクリュードライバーでも食らった跡があるんでしょうか。
気絶させるのではなく、悶絶している隙に逃げるってのは新しいパターンかも。
一度保護したプレシャスがまた狙われるっていう展開はイイですね。もともとサージェスレスキューだって「プレシャスの利用」のためにあるのだし、今後作戦として過去のプレシャスを使用するとかの大河的な展開も期待したいところですが。
ついでに言えば、人探しに金属探知機を持ち出してる様を見て苦言を呈さないばかりか今調べだした場所にいきなり手がかりがある不自然さを感じ取れない真墨が、不滅の牙を越えられるのはまだまだ先になりそうだ。まぁ菜月の方はしょうがないとして。菜月だし。
Task.22「ソロモンの指輪」 ― 2006年07月30日
何故アクセルラーごと動物にならないのかだのチーフの吐いた水量がどう考えてもおかしいだの、細かいツッコミは置いといて。
最も肝心なのはさくら姐さんの大活躍ですよ。思わず体温が5℃ぐらい上がりますよ。(病気です)
今回もまた「戦力を削がれる」展開なのが、サブチーフの責任感をうまく刺激していて宜しいと思います。
一晩考えて遂にズカンガミへの対抗策を何一つ練れてないらしい頭の堅さもまた。
加えておそらく何にも考えずによく寝ただろう映ちゃんもまた。
鳥になってから「腹減った」しか言ってない菜月もまた。
ボウケンジャーすごい。
さて今週のネガティブは久しぶりのダークシャドウ。
人間を動物に変えて、世界中の宝を奪おうという、相変わらず気の長い計画です。
計画はともかく、指輪を勝手に奪ったら窃盗じゃないのか。ネガティブさんには何をしてもいいですか。
つうかゲッコウ様を頭領にのし上げるほどの調教技術があるのなら必要ないのでは。それともあれはなにか。中に人でも入ってるのか。
足を縛られただけで飛べないのは腑に落ちないぞ。
Task.21「打出の小槌」 ― 2006年07月23日

正式にボウケンジャーの一員となった映ちゃんですが、案の定というか何というか、真墨的にはやっぱり気に入らない出来事だったみたいね。
明石があんな熱心に映士を勧誘してたのが、真墨的には面白くなかったんだなっていう斜めな目線で宜しいでしょうか。もっとチーフの目を意識した衝突だったら萌えなんですけどね。
勢い余って「色で呼ばれるのが嫌いなんだ!」と戦隊シリーズの尊厳に関わるようなカミングアウトまで飛び出してますが。そういう意味じゃ、おとなしく銀色に輝いてる映士の方が組織向きと言えそうだ。
個人的にはガジャとリュウオーンのやりとりが好きでした。ジャイアンとスネ夫みたいで。
「だましたなぁ!」
「これあげるから許してぇ!」
リュウオーン様もこれで納得しちゃうしな。
2、3週したら何食わぬ顔でまた一緒に悪企みしてることだろう。
ところで、サージェスレスキュー計画の一端として新たに誕生したボウケンシルバーな割に、当たり前のように他の連中とプレシャス探しにアタックしてますが運用としてこれでOKですか。
そうなると仮に明石がシルバーになったところで、単に配色替えに過ぎない有様な気がするが?
あまりと言えばあまりに頓着のないプレシャス保管状態を見ると、保護しなきゃいけない必然性みたいなものを痛感しますな。
Task.20「新たなる巨人」 ― 2006年07月16日

ゴードムエンジンによって作り出された巨神ガガドムを奪い、プレシャス・雷砲を使って街を破壊するクエスター。ダイボウケンで対抗するボウケンジャーだったが、アクセルスーツに干渉するゴードムエンジンの働きによって、なす術なく倒されてしまう。
ああ、もう後はゴードムエンジンに影響を受けないボウケンシルバーに戦ってもらうしか!という最高の舞台を用意された上で、今週は待望の高丘陥落の巻でございます。
前回チーフの謀略によって落ちかけながらも、「アシュの血」への不安から仲間入りを拒否した映士。そんな彼に今週は菜月でダメ押しです。
高丘夫婦のエピソードにもうちょっと尺が使えれば面白かったかな。そうでないとアシュの血を受け入れる映士がやや唐突な感じではある。
アシュとの混血であることに映士があそこまでショックを受けるわけだから、父親もそういう教育をしてきてる訳だし。母親がアシュだというのに。
夫婦を取り巻く種族間の軋轢なんかを交えて、それでも母親に愛されていたってことが具体的に示されればもうちょい説得力が乗ったんではないかと。
まぁあんまり中身のない菜月の説得ってよりは、チーフに植え付けられた「冒険」という言葉の毒に魅入られた感じではありますが。
肝心なのは登場からここまで余すところなく発揮されている映士のツンデレっぷりの方なので、背景なんかどうでもいいと言えばどうでもいい。
だって聞きましたか。「俺様がいなきゃ戦えないみたいだからな!」ですよ。萌えっぽく言うと「あたしがいなきゃなんにもできないんだから!」ですよ。もう野菜を食うとかの余計なキャラ付けなんて必要ないレベルですよ。
ある意味最後の「しょうがねえな」って隊員服に袖を通すところで完成を見たと言えましょう。変身後同様に夏場はキツそうな眩しさです。
高丘だ映士だとそればっか目に入りがちですが、地味に体張ってたチーフたちの活躍も素晴らしかったと思います。ゴーゴービークルは合体しなくてもそこそこ戦えそうな頼もしさがイイですね。
それもジャッキアップの存在感に全部持っていかれたのが惜しまれますが。
今回のことに懲りず、これからもみんなに冷遇されるガジャ様でいて欲しいです。
Task.19「眩き冒険者」 ― 2006年07月09日

ゴーゴーレスキュー計画ねぇ……。サージェスはなんでもやるなぁ。
その割にボウケンシルバーの装備が物凄くプレシャス探し向きな気はしますけど。でも直球ネーミングは好き。サガスナイパーて。
そういうわけでボウケンシルバー誕生編です。
のっけから「おう!お前か!」っていう妙に嬉しそうな映士っぷりが印象的でしたが。
相変わらずチーフは人の心のやらかい部分を刺激するのが得意っつうか何つうか。ホントは仲間欲しいサインみたいなのを見抜いちゃうんだろうね。
確かに素性の怪しさでは引けを取らない連中ばっかりだしな。
「さくら姐さんは特殊部隊だろうが!」
いや、それは比較的真っ当じゃん。
あと特筆すべきはガジャ様でしょうか。
瞬間記憶能力だったり、ゴードムエンジンを実際作りあげてしまう技術力だったり、いろんな能力を持っているのにどうも上手く生かせない星の下にあるようで。
多分この人こそただ仲間が欲しいだけなんだろうけど。最近の動きは「ボウケンジャーにかまって欲しいからプレシャスを横取りしてる」ようにしか見えないもの。
今年は最終的にロボ何台になるんだろう……。
Task.18「生きていた男」 ― 2006年06月25日
まぁ二人のやり取りを聞く限り、明石を解任する意思を示しているのはミスターボイスなんだから、問い詰めるならミスターボイスの方だろうなんて思う訳ですが。
肝心なのはそういうことにも目が行かなくなるぐらい、さくら姐さんが「辞める明石」にうろたえていることなんですよ。なんかそういうのいいよね。いいと思う。俺は。
さて今週は、素で戦ってもボウケンジャー相手なら十分勝てそうなアシュ勢が、サージェスでその存在を認知していながら放っておいた「兵の弓」で武装し大暴れの巻。……仕事しろよサージャス。
それにしても……ビルの壁も貫通し、レイですら一撃で屠る兵の弓をまともにくらって肋骨折れるぐらいで済んでる明石ってのも納得いかないところが。
つうかデュアルクラッシャー効かない時点でボウケンジャーには勝てるんだから、「兵の弓」とか余計なもの掘り出さなければ良かったのに……。
以前ラギにも「冒険ごっこ」呼ばわりされてたチーフですけども、今回高丘にも同じようなこと言われて今度は開き直りました。
「だって俺、冒険好きだもん!!」(意訳)
ということで完全復活。
回を追うごとに、チーフが頼れるリーダーから屈強な趣味人へと変貌していく……。
Task.17「アシュの鏡」 ― 2006年06月11日
バンダイ販促月間も一段落し、今週からは新展開。第四のネガティブ、アシュ登場です。
人類とは違う進化を遂げた人類ってことで「亜種」を意味するんだと思うけど、ジャリュウとかツクモガミとかの妖怪変化が闊歩している中で、今更「伝承にあるような妖怪や悪魔」に出てこられてもキャラ被ってる印象は拭えないなー。
で、闇のヤイバすら軽く一蹴する力を持つアシュに対し、なす術もないボウケンジャー。そこへ、アシュの監視者を名乗るナゾの男、高丘登場。
父親絡みでガイとの間に因縁があるらしいけど、「俺の獲物に手を出すな!」とか言ってボウケンジャーに斬りかかったりするほどの激情家でもない様子。これは6人目の伏線なのだろうか。だとすると立場的にも性格的にもなんだか煮え切らないキャラのような気がする。野菜を食うのもいまひとつ浮いてるぞ。
「東京も汚くなった……」
オマエ幾つだよ。
それにしても今週のボウケンジャーはまったくいいところなし。アシュにはまるっきり敵わず(その前に闇のヤイバにも敵わず)、プレシャスはまんまと高丘に横取りされ、挙句に高丘の張った罠を台無しにしてイエローも攫われてしまうという大失態の連続。
まだ結束の固いチームとは言い難いから仕方ないかもしれないけど、不測の事態にはもっとチーフに高いリーダーシップを期待したいところだ。
菜月が九九出来ない子なのは、記憶喪失のせいだよね。……だよね?
Task.16「水のクリスタル」 ― 2006年06月04日
今週は水の都編の後編。
それなりにいい話ではあるのだけれども、水の民の想いについてはどうも希薄な気がするな。
ラギが肉体を改造してまで(しかも自分は海に帰れないのに)水の都を復活させようとしていることになんだか説得力が乗らないんですよ。
例えば水の民は特別寿命が長くて、水の都が海底にあった頃を知識ではなく経験としてラギが知っているというなら、明石に対して怒りだすのも分かるんだけど。
ただ漠然とした憧れで水の都を欲しているのならそれは明石とレベルが変わらないではないか。
地上に弱いったって、砂漠になった水の都で何百年も生きながらえてる民族が今更水の都を欲する理由はなんだというのだろう。
いずれにせよ「水の都が復活しなきゃいけない理由」にもう少し緊迫感が欲しかったところだ。
さて一方では、先日史上最速の勢いでスーパー化したダイボウケンがさらに一体追加して完璧ダイボウケンに。んんんんん……。今期のパワーインフレはこれで一応の停滞期を迎えると思ってよいのだろうか。どうせなら全合体よりも「パワーかスピードか」っていう択一式の換装だったらいいのになぁ。
でもゴーゴージェットとゾラドの空中戦は出色の出来栄えだったと思います。超かっこええ。強いて言えば、合体して飛行できることの方に意味が欲しかったなぁ。ゾラドとナーガも合体して飛んじゃうとかね。
水の都には戻れても、結局ラギの体があのままだというところに深い業を感じます。
Task.15「水の都」 ― 2006年05月28日
今回、全般的に適当に作った気配が漂ってるのは気のせいでしょうか。
ずーっと眠ってたガジャ様ならともかくとして、もはや数百年前に滅んだ馴染みの薄い文明にあそこまでラギが執着する理由がどうもピンとこない。俺が思うに、アクアクリスタルを探しに出た先人たちは、みんな野に下ったから帰ってこないんだよ。多分。
つうか砂に沈んでもそこで暮らせてるのがすげえよ。別に無理やり水中に住む意味はないと思うがなぁ。地上で全然普通に暮らせるじゃん。土地がなくなった訳じゃないんだし。
額の石を持って生まれてくるってことは、姿は似てても彼らは人類じゃないんだろうな。もともと何だったのか分かんないけどわずか1000年でそこまで進化を遂げる生き物って。
「この砂漠地帯だけで発見される石……」
水の民人間の死骸じゃん!
なにより、遺跡の一部が露出しているにも関わらずいまだ伝説扱いなのが賞賛に値する。サージェスは意外とプレシャスの絡まない遺跡に興味なしと見た。
「自分たちの物でもないくせに返せとは、図々しいな」
お前らの物でもねぇ!
Task.14「甦る過去」 ― 2006年05月21日
菜月が可愛かったので、真墨は菜月の両親を殺して誘拐しました、というが今回のお話。(違う)
菜月の素性に迫る編と見せかけて実は全部デタラメだったので、単に菜月の真墨に対する好感度が上昇しただけのエピソードになってますけども、これによって真墨とどうこうって雰囲気でもないみたいなので多分菜月は今後もチーフに言い寄ったり蒼太と乳繰り合ったりするものと思われます。
ていうかネンドガミの便利な能力があれば、いるのかいないのか分からない妹の存在を無理に信じ込ませる必要もない気がするけど。菜月がああも簡単に信じることまで想定内だったのなら別だが。
今回は珍しくプレシャスは完全なオマケ。ツクモガミがそれを使ってパワーアップしたりとかも一切なくあっさり回収されてしまいました。相変わらずダークシャドウが盲目的に飛びついてる点は同じだけどな。
あと今週のさくら姐さん。
「やると思いました!
登場の瞬間から!」
なんでも率直に言えるのは彼女の美徳です。
Task.13「かぐや姫の宝」 ― 2006年05月14日
つまりかぐや姫をただのフィクションだと解釈してないことは分かったが、じゃあ結局かぐや姫って?って部分はスルーなのがボウケンジャーですね。とにかくお宝と名のつくものは出自に関係なくトラップの中にあるのが当たり前なんだよ。
蒼太が本当にただのたらしでなくて良かったというべきなんだろうが、そこはかとなく悪どいよブルー。つうか、五つの宝と不死薬の関係を知らないジャリュウ族が富士山より前にセレネーを襲撃する可能性だってあるだろう。フォローしてやんなさいよ。
やっぱり性能の特化した装備を持つからには、臨機応変な運用ができた方がいいよね。その意味ではダイボウケンからジャイロだけ外して使う、みたいな使い方は面白いと思います。
ただ、「失敗すれば吹っ飛ぶ」ようなス-パーダイボウケンの安易な使用は控えた方が良いかと。
「本気で俺たちを出し抜けると思ってたのか?」
オマエは何にもしてねぇ!
Task.12「ハーメルンの笛」 ― 2006年05月07日
子どもを呼び集め、その命と引き換えに強大な力を生み出す「ハーメルンの笛」を狙うダークシャドウ。どうにか笛を取り返したボウケンジャーだったが、実はハーメルンの笛はもうひとつあり……みたいなことはどうでもよくて、今週はピンクの活躍に尽きると思います。
「落ちてしまった以上、出来ることはなにもありません」
さくらさーん! さくら姐さーん!
さ(エンドレス)
だって彼女のことだから、アクセルラーが直る時間はおろかチーフが治る時間も読んでたに違いないですよ。
さすがに自衛隊は銃器を貸してくれないだろうし、昔のツテっていうのは確実に非合法なルートだろうなぁ。
ああ、クールっスよ。リアリストっスよ。ミステリアスっスよ。どうしましょう。どうしたらいいですか。
一方の蒼太はこのままだんだん真墨組に吸収されていきそうな予感が。
どうでもいいけどネガティブの人たちはなんだか分からない「良さそうなもの」な情報にガツガツ食いつくよなぁ。この「世界とか征服したいけど資金や戦力に乏しい」というやるせなさは過去の悪役と一線を画する部分ではなかろうか。
Task.11「孤島の決戦」 ― 2006年04月30日
仲間のことを考えたのなら、わざわざ追ってこれるようにヒントを残していく意味はないよなぁ、なんて腑に落ちない感じで見ておりましたけれども。
いや、すべてが明石チーフの冒険スピリットのなせる業だったとは。
でも素晴らしいデスよチーフ。ただ真面目なだけのリーダーじゃなかったんですね。扉があったらとりあえず開けちゃうタイプの人だったんですね。冒険バカっぷりが強調されてキャラクターがさらに立ちましたよ。
一方で今回はガジャ様も大活躍。
ダイボウケンを鹵獲した理由が「島中掘り起こそうと思った」だったり、そうかと思えば「いまどきの機械は苦手」だったり、何が埋まってるかも良く分からないのに先走りすぎです。
でもなんだかんだとそそのかされて、今後もリュウオーンはいいように使われちゃうんだろうなぁ。
サージェスの極秘事項っていう意味では、原理を示してある写本よりも強奪されたダイボウケンそのものの方がよっぽど緊急事態だよなぁ。なんか対応しろよサージェス。
Task.10「消えたボウケンレッド」 ― 2006年04月23日
入り組むネガティブ、人形に隠された謎、そして明石の不可解な行動と隊員内に沸きあがる不協和音!
おお、なんかストーリーものみたいだぞボウケンジャー。いやストーリーものなんだけど。
やっぱり隊長に不信感を持つのが蒼太だという部分が状況の混迷を深くしてると思うですよ。真墨やなつきが肝心なこと教えてもらえなかったりするのはありそうだけど、蒼太にもさくらにも言わず明石が独断していることに、人形問題の根の深さを感じる訳で。そんな明石に珍しくイライラしているさくら姐さんもまた。
意外にも真墨がちゃんと仕事してたりすると妙に安心したり。
ボウケンジャーはサージェスの中でどういう位置なのかなぁ。なんとなくボウケンジャーの意識に「自分達が所属している」という気配が感じられないのが気になるといえば気になる。明石ですら「サージャスが言うには〜」ってどっか他人事のような言い回しだし。
しかし唐物屋を使った罠とか、かなりの事情通でないと出来ないことをあっさりやっちゃってるあたり、意外とガジャ様の情報網広し。実は影からずーっと見てたりしてんのかな。ヒマだから。
Task.9「折鶴の忍者」 ― 2006年04月16日
なにが折鶴?って思ったら、よく見るとヤイバ様の頭が無敵将軍になってますね。変なの。格好良いのにねぇ。
今週は真墨とブラックシャドー闇のヤイバとの間に実は浅い因縁があったの巻。しかしトレジャーハンター見習いの子どもって……。メンバー誰かの実子とかならまぁ分からんでもないが、とても現代日本に生きてる若者とは思えません。蒼太といい勝負と言えよう。
で、相変わらず真墨は明石の手のひらの上。いいように転がされてます。
さてツクモガミに飲み込まれた蔵を引っ張り出すため、ゴーゴークレーンが初出動。あまりトンデモな機能もないようで、フツーにクレーンとして運用されてます。蔵はともかく中にいる和子は確実に死にそうな振り回し方だったけど。
工業系ツールって言うとガオガイガーあたりを思い出すけど、せっかくだからボウケンジャーでもあんな風に「より特殊な任務のための特化車両」的な面が強調されたら面白そうだけどな。
リフトアップストライクはとりあえず大好き。ハメ技なところが。
Task.8「アトランティスの秘宝」 ― 2006年04月09日
定番の偽者編が早くも登場。
町で暴れてボウケンジャーの評判落としたり、隊員に化けて仲間割れを誘ったりの展開がないので物足りないっちゃ物足りない感じもするけど、偽者を見抜くくだりはちょっとひねってて面白い。
サロンでの生身アクションも空間を利用してて見応えあったし、絵面としてもミキサーにどんどん轢かれるブルーとか解像度の低いニセダイボウケンとか、なかなか印象的。
今週は隊員の皆さんのプライベートが一部明らかに。ヒマになった時、何するかで人間って見えるよな。これといってやることない真墨とか特に。明石に置いていかれた時すっげぇ残念だったのが気になります。そうか。一緒に遊ぶ気満々だったのか。
普通の成人がしりとりやったら、縛りでもない限り滅多なことで決着つかないはずなんだけどね……。それがいつもの手段になっちゃうか、ボウケンジャー。
Task.7「火竜のウロコ」 ― 2006年04月02日
ちゃんとしてるが故にちゃんとしないことばかりフィーチャーされるチーフが不憫です。いわゆるホージー状態っつうか。
さて今週は手記に従って邪悪竜を作ろうというリュウオーン様のお話。邪竜族は遺伝子操作によって生み出されたという触れ込みだったと思うんで、逆にいえば生み出した人が間違いなくいるわけだ。単純に考えればリュウオーン様が?ってことになるけども。
それはそれとして今回も新装備が続々投入中。
ショベルやドリルはまだしもミキサー車は凄ぇな。しかもミキサー模してるとかじゃなくまさにコンクリ吐いてるし。爆発を「固める」じゃなく「制限する」する使い方もすこぶるマニアック。なんかもう堪んねえ無骨っぷりだわ。
そんなビークルのおいしいトコどり必殺兵器デュアル・クラッシャー。久しぶりに物理的な威力が感じられる武器なのがまたいい感じ。でもどうせ転送する技術が確立してるなら無理に人間で支持しようとしないで砲台をこさえた方が堅実策だと思います。
ところで東映公式の次回予告に書いてあったけど、やっぱりマジレンジャーでのプチエリコ土手逃走は案の定無茶なシーンだったんだなぁ。特撮の人は命張ってるねぇ。
Task.6「呪いの霧」 ― 2006年03月26日
今週はボウケンジャーというよりガジャ様奮戦記といった趣。
ゴードム文明ってこの先再興しうる余地があるのかね。大神官以外の国民は今どうなってるんだろう。同じように封印されてるのかな。
まぁ目的はともかく、何をするにしても手駒の足りないガジャ様はあちこちにモーションをかけ続けるけど残念ながら振られっぱなし。下手に出て一旦取り入る、みたいなやり方はプライドが許さないんだろうなぁ。年寄りだから。
もっと悪夢に近いようなネガティブの皆さんを目の当たりにしている真墨が、縊峪の呪いをことさらに怖がるのはちょっと唐突な気がする。一回行ったことがあるとかなんとかそういうエピソードでもあれば良かったんだけど。
ついでに言うと「4倍の負荷が!」っていうドリルとショベルのダブル運用を割とあっさりこなしちゃったもちと拍子抜けかな。いつぞやのチーフ特訓が活かされているということですか。
地味ながら今回はアクションが映えてたと思います。特にモガリの硬さとかパワーの表現。吹っ飛ぶブルーが一回枝にぶつかるシーンとか、とても重さのある画面づくりになってたんじゃないでしょうか。ハンマーでサバイブレードを押し込むとか痛そうで良かったし。欲を言えばラジアルハンマーがもちょっと重そうだといいのになぁ。
クビの中がすげぇくだらない薬、っていうオチだと思ったのに!
Task.5「帝国の真珠」 ― 2006年03月19日
さ、さくら姐さーん!(これが叫ばずにいられようか)
超巨大戦車ビオパンツァーの設計図を秘めた「帝国の真珠」を狙うダークシャドウは、それを再現する能力を持つタクミガミを使っ……みたいなことはもはやどうでもよくて、とにかく今週はさくら姐さんの活躍に尽きると思います。違いますか。違いませんね。
「これじゃボウケンピンクじゃなくてボケピンクじゃないですか!」
「これは日本一の鯛焼きかもしれない!」
「おかしくもないのに笑うことはできません!」
すごい。
断然すごい。
大人から子どもまですべからく「真面目すぎる」と若干のため息混じりに見抜かれるさくら姐さんの雄姿がもう。
それに比べたらビオパンツァーの性能がゴーゴービークル並だという微妙さも、ビオパンツァーと戦えるのがゴーゴーショベルだけだというのがイマイチ腑に落ちないことも、風のシズカの演技力もすべて些末な問題です。
一番のヒットはチーフから「どうした」と問われて「鯛焼きを食べてました」とかとりあえず事実を語ってしまう素敵っぷり。なにひとつごまかせてないぞピンク。
「全世界の武器商人が買いにくるよ!」
……でも一台しかないんだろ。
持ち回り?
Task.4 「失われたビークル」 ― 2006年03月12日
ビークルからパワーが跳ね返る理屈がいまいちピンとこない部分もあるんだけど、それはそれとして今回はサブビークルのゴーゴードリルが最速投入。
実際のところ出力不足で雪から抜け出せなかったビークルがゴーゴードリルと合流したからって何故急に息を吹き返すのか的な疑問は置いとくとして、やっぱドリルはドリルであるだけでドリルだよね。(察して)
だからこそ必要性と能力がいかんなく発揮されるような場面設定だったなら尚よかったなーと思うんだけど。
サージェスって結局なんなんだろうなぁ。プレシャス回収は学術的観点に基づいているんだと思ってたけど、「場合によっては破壊する」のはともかく「隊員と引き換えにしても」なんて権限まで握ってるって結構凄くない? チーフがぜんぜん言うこと聞く気がないとか、それをミスターボイスが咎めないとかのユルさ加減もそこはか気になる。せっかくだから企業らしく「減棒だぞ!」みたいな俗なこと言って欲しかったな。
あとはもう俺はさくら姐さんにメロメロのようですよ。
わざわざ着てる上着を掛けちゃうんですよ。チーフの深層にいる昔の仲間にジェラシーなんですよ絶対。ああもう。
「人類は滅びます!」
……滅ぶかな?
Task.3 「覇者の剣」 ― 2006年03月05日
今回はネガティブ三番手ダークシャドウ登場編。
……ダークシャドウねぇ。そんな横文字使うよりはそのまま「影の衆」の方がそれらしくて良さそうな気が。ツクモガミはシルエットがベーダー怪物っぽくて好きだ。
三國覇剣のうち2本は合体し1本はそれを封印する、ってことはあの剣の力は合体した形の時で最大ってこと? それでゴードムの心臓よりハザードレベルが高いとはちと腑に落ちないぞ。
それにしてもサージェスの世間に対する強制力って結構大したことない感じ。いち民間企業が巨大ロボットで大暴れしてる事実を見逃されてることを考えると、国家規模の後ろ盾でもありそうだけど。ところでプレシャスの存在が秘密な意味はあるのだろうか。
風のシズカの変装を見破るくだりみたいにちゃんと伏線が活きてるのは見ててスッキリする。さすがだぜ国際スパイ。無茶な経歴とかも嫌いじゃないです。
あと広谷さんの素直な驚きが逆に新鮮。ゲストキャラにしてはすごくよく動いてたんじゃないでしょうか。腹巻とか。
どうでもいいことだがハザードレベルって何がどういう理屈で判定されているのだろうか。
Task.2 「竜の略奪者」 ― 2006年02月26日
今回は不思議キャライエローの素性について触れる話でしたけども、はっきり言って得体の知れなさ加減は想像以上でした。そもそも遺跡で拾った女の子をそのまま相棒にしてしまう真墨にまず問題がある。
サージェスには隊員の素性について少しは調査しようという概念がないのか。いくら民間企業でも、いや民間企業だからこそ、そういうのうるさそうな気がするけど。
つうか本人の自覚はともかくネガティブシンジケートの仲間かもしれない可能性は全く否定されてないんだよな。後々いろんな葛藤が絡んでくると面白くなりそう。
さてネガティブシンジケートも2つ目のジャリュウ族が登場。さっそくゴードム文明とのコラボも果たし、うまいこと今後に遺恨も残しておりました。せっかく敵が組織として複数いるんだから、こういう敵同士のいがみ合いも期待したいところですな。もともとゴードムの脳髄の持ち主であるところの神官ガジャがジャリュウ族に協力しているっていう構図を考えると、略奪者はむしろボウケンジャーの方だなーなんて思いつつ。
「カラフルな奴に奪われたわ!」
好きだなこういうセンス。ガジャの口から飛び出す辺りがまた。
Task.1 「魔神の心臓」 ― 2006年02月19日
戦隊も今年で30周年だそうです。
そうまで年輪を重ねながら、ライダーやウルトラマンに比べるとどうもマイナー感があるスーパー戦隊がやっぱり俺は好きでたまらないらしいと近年改めて自覚してますが、それはそれとして今年もまた新しい戦隊の誕生です。
ネーミングについては……既にハリケンジャーの存在があるのでいまさらどうこう言いませんけど。でもどうせ「レンジャー」を崩してしまうなら例えば「サンバルカン」みたいにモチーフと語呂を両立させるようなナイスな名前にならないものかなーなんて思うんですけどね。この際ボウケンジャーはともかく轟轟戦隊ってなんだ。
まぁいいや来年の今頃は全然気にならなくなってるだろうから。
さて物語の骨子は、民間企業「サージェス」に属する五人組が古代文明の残した危険物「プレシャス」を回収しつつ、それを狙う悪の組織と争奪戦を繰り広げる……みたいな感じになるようで。敵組織が複数いる辺りはデカレンに近い雰囲気になるかな。でも敵と戦うことが第一目的でないというのは話の幅が広がりそうで良さげ。
今回は久しぶりに「一番強く一番冷静で、名実ともに隊長としてチームを率いるレッド」が登場。このテのレッドはホントご無沙汰だった気がする。オーレンジャー以来?
その他ボウケンジャー各員についてもそれぞれキャラ付けが出来ていて分かり易い感じだったです。敵の封印を解いてしまうのがブラックとイエローだといううかつさ加減もご愛嬌。この二人の関係性だけは良く分からんけど。泥棒時代の相棒のようにも見えるが、その割にボウケンジャー加入がプレシャス目的だったことは打ち合わせてなかったみたいだし。単に見習い同士気があっただけか?
あまり古代遺産だとこだわって見せず、プレシャス確保のためには容赦なく遺跡をぶっ壊しちゃうあたりの潔さは嫌いじゃない。貴重だとか保護だとか言い始めると、敵のそのものの希少性まで考慮して戦わなきゃいけなくなるからね。コスモスみたいに。
あとロボがまたいい。ダイボウケンっていう直球ネーミングもさることながら、武器がスコップとツルハシですよ。いや最高。願わくば巨大戦だけでなく、普段の探索作業から穴掘りに使うとか臨機応変な運用を期待したいところ。
どうせなら剣に合体するとかじゃなく、まんまツルハシを突き刺して必殺技にして欲しかったね。
とにかく面白くなりそうな気配はすごく感じました。期待大です。
ライダーと違って大きくは外さないだろうっていう安心感もあるしね。
|